トンネル工事は道路や鉄道の通行用として開通するケースもありますし、水力発電や河川の通水として施工することもあります。　
トンネル工事を始める前に地盤が振動で影響が出ないか十分考慮してから作業を始めます。（脆弱地盤だとトンネル工事施工が中止になることもあります）

基本的には堀削機械があるので、そちらで穴を開けて削っていきます。
ただ、事件や事故などで急遽、堀削が必要な場合は火薬で発破して掘ることも少なからずあります。

堀削方法は様々あり、全面削っていく全断面堀削工法、上部と下部を分けて堀っていく半断面堀削工法などがあります。

こういった堀削工法は地層や断面状況に合わせて工法を変えるケースが多いです。

堀削を進めていくのと並行して鋼アーチを取り付けていきます。
滑落を防ぐための施工です。

鋼アーチを取り付けた後に、トンネルの内壁に向かってスプレー状のコンクリートを塗布していきます。
これも滑落や崩壊を防ぐためです。

鋼アーチやスプレー状のコンクリートは仮設構造物で、堀削から覆工完了までには、しっかりとしたコンクリートの内壁で固めていきます。

トンネル工事は公共施設の施工に当たる建設会社が対応するケースが多いです。