2021年現在、外壁材のトップシェアを誇る窯業系サイディング。実に78％以上のシェアを誇る定番の外壁として定着していますが、ありきたりの外観では満足できない顧客層が注目しているのが金属サイディング、特にガルバリウム鋼板を使用した外壁です。

同上の調査ではまだ11％と数字上は決して採用数が多くはないのですが、インスタグラムなどのSNSで見かける「おしゃれな家」に使用されている率は高く、よりモダンな雰囲気に仕上げたいと考えている施主に人気です。

同じくこだわりの家によく見られるタイルや塗り壁による外壁は女性に好まれる傾向があることに対し、ガルバリウム鋼板を使用した外壁は男女問わず人気が高いのも特徴です。金属ならではシャープな印象に加え、カラーバリエーションに寒色系や暗色系が多いことも理由の一つとして挙げられるでしょう。

もちろん見た目だけでなく、外壁材としての機能も優秀です。これまでの金属系サイディングの中でも特に錆に強く、窯業系サイディングに比べると次のメンテナンスまでの期間も長めです。軽いため耐震性も高く、現代のマイホームに非常にマッチした外壁材と言えるでしょう。

今後もまだまだシェアが伸びると予想されるガルバリウム鋼板。取扱等の知識を増やしておいて損のない建築材です。