次世代の土間コンクリート「ドライテック」とは

ドライテックは、長岡生コンクリートが製造する透水性コンクリートの商品名です。水を通す特殊な性質を持つコンクリートで、ポーラスコンクリートとも呼ばれています。公共工事や歩道、住宅の駐車場など幅広い場所で使用され、全国各地で使用例が増えています。

 

コンクリートは水を通さないというのが常識でしたが、ドライテックはその常識を大きく覆しました。コンクリートが水を通すことでもたらされる大きなメリットとして、「建築・外構業者を悩ませる『水勾配』がいらない」ということが挙げられます。

駐車場や駅のプラットフォーム、商業施設の通路や歩道橋など、屋外に設置されるものは腐食の原因となる水たまりを作らないように配慮される水勾配ですが、この設計が不要になることで施工業者の負担が大幅に軽減されます。染み込んだ水は地中に吸い込まれ、よほどの豪雨や浸水でない限り排水が出来なくなるということはありません。

その他、コンクリート施工の際に必須となるメッシュ筋がいらないため、施主にとってもコストが下がるというメリットがあります。

 

ドライテックは全国各地で取り扱っており、短時間で工事が完了するのも嬉しいポイントです。アレンジも可能でデザインも多様となっており、今後も需要が増加する建材の一つであると予想されます。