
理想の空間づくりにおいて、インテリアの完成度を高めるうえで重要となるのが、電気工事の計画です。
特に、間接照明とスイッチの配置は、暮らし始めてからの快適性に直結するため、工事前の入念な設計が成功へのカギを握ります。
■間接照明の計画と電気工事の注意点
光を壁や天井に反射させて上質な雰囲気を演出する間接照明は、非常に人気が高い設備です。
しかし、ただ器具を設置すれば良いわけではなく、建築段階からの計画が欠かせません。
電気工事の前に、あらかじめ光源を隠すための造作や、照明器具を設置するためのスペースの設計を決めておく必要があります。
また、間接照明は壁面のわずかな凹凸や、エアコン・カーテンレールなどの影を拾いやすいという特徴があります。
そのため、周辺設備と干渉しない配線計画を行うとともに、光の広がりを考慮した器具選びや設置位置について、事前に専門家と共有しておくことが重要です。
■生活動線に合わせたスイッチの配置
いくら照明が美しくても、スイッチが押しにくい場所にあっては毎日の暮らしが不便になってしまいます。
スイッチの配置を考える際は、図面を見ながら「朝起きてから夜寝るまで」の実際の動きをシミュレーションすることが重要です。
たとえば、部屋の入り口だけでなくベッドの枕元でも電気を消せる3路スイッチの導入や、帰宅して暗い中すぐに手を伸ばせる玄関ドア横の配置など、ドアの開閉方向や家具のレイアウトに配慮した位置を検討します。
後から位置を変更する場合は、壁や内装の補修を伴う大がかりな工事になることもあるため、事前に検討が必要です。