
光熱費を抑えて年中快適に暮らせる家づくりでは、住宅の断熱性能が重要なポイントです。
その性能を客観的に判断するための数値が「UA値(外皮平均熱貫流率)」であり、正しい見方を知ることが大切です。
■UA値とは何か?数値が意味する断熱性能と光熱費削減の仕組み
UA値(外皮平均熱貫流率)とは、家の室内から天井・壁・床・窓などを通って「どの程度の熱が外へ逃げやすいか」を数値化した指標です。
単位はW/㎡・Kで表され、数値が小さければ小さいほど断熱性能が高いということです。
UA値が小さい家は、冬は室内の熱が外へ逃げにくく、夏は外部から室内へ伝わる熱の影響を抑えやすくなります。そのため、冷暖房の効率向上につながり、室内温度を適切に保ちやすくなります。
■地域ごとに異なる断熱基準と目指すべき数値の目安
UA値を見る際は、建設予定地の地域区分と合わせて確認することが不可欠です。
日本全国は気候条件に応じて1〜8の地域に分類されており、寒さの厳しい北海道や東北エリアと、比較的温暖な
沖縄などの地域とでは求められる断熱基準が異なります。
国が定める断熱等級や省エネ基準のほか、さらに高水準な「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準」や「HEAT20(G1・G2・G3)」といった民間推奨基準が存在します。
建設予定地の気候や住宅の仕様、冷暖房設備などを考慮し、必要な断熱性能を検討することが大切です。