ふだんの暮らしでは、電気・水道・ガスなど各種の設備について、
気にかけることも、目にすることもあまり多くないかもしれません。
しかし、毎日使うライフラインですから、
安心・安全に長く使えるようにするためには
日頃のメンテナンスはとても重要です。
設備類国税庁のホームページでは、各種設備の耐用年数についてこう書かれています。
① 給排水設備の耐用年数は、10年~15年
② その他電気設備(空調設備を含む)は、15年
施設の規模にもよりますが、
年に4回程度の点検を行うことが望ましいです。
また、防炎消火栓設備については
製造より10年以上が経過した消火栓設備などは
3年ごとの耐圧性能の点検が必要です。
仮に製造されてまだ10年未満のものであっても、
いちど点検することをお勧めします。
給排水設備を点検する際は、
やむを得ず断水する必要もありますし、
空調設備の点検では、ブレーカーを落とす必要もあります。
不便や面倒を感じるかもしれませんが、
故障しているところや、老朽化しているところなどを
早い段階で見つけられるので
大きなトラブルになる前に対処できます。
そして設備機械をより長く使えるようにもなります。
さらには、建物の資産価値を保持・向上させる意味もありますから
こうした点検は欠かすことができないといえるでしょう。