左官工事はモルタルやプラスターなどの素材を水で練って、下地としてなだらかにしていく仕事です。
昔は左官工事のみを専門で行う職人もいました。
しかし今は用意された屋根材や壁材があり、そのパネルを貼り付けるだけで済む家も増えているので、左官工専門に行っている職人は激減しています。
塗装、防水加工、コーキングなどの作業と平行して、左官工事を行うのが一般的です。
そういった塗装工事全般の作業員平均年収は350万円から390万円程度といわれています。
月収にすると25万円から30万円程度。
まだ未経験の状態で始めると年収320万円程度、月収20万円前後というケースが多いです。
左官工の仕事をしているスタッフは、やや年齢層が高く、40代から50代が中心。
左官のみしか仕事ができないとなると、業務を請け負える数が減ってあまり収入に反映されません。
建造物の塗装や防水加工、修理などすべてに対応できる人が今の時代、求められています。
ただ、左官工でもデザインに優れたエクステリア設置などができるようなら、その技術が評価され、高い報酬を得られるケースもあります。
家の外壁よりも、庭部分の花壇や石段、塀などで左官工が活躍するケースが増えています。