GL工事は石膏系の接着剤を使ってコンクリートとボードを接着する工事です。
戸建て住宅ではなく、ビルやマンションなど、大きな鉄骨系建造物の際に利用することが多いです。
鉄筋コンクリートに接着剤を貼り付け、石膏用のボードを貼り付けていきます。
作業としてはそれほど難しいものではなく、接着剤が硬化するまでに貼り付ければ問題なく施工できます。
左官などの下地処理が必要ないため、非常に工期を短くできる点がメリットです。
ただ、工期が短くなるメリットはあるものの、遮音性や防音性が高いわけではないので、仕切り壁として使用するにはあまり適していません。
例えば大型ショッピングモールの壁材などとして使用することが多いです。
壁紙やクロスをその上に貼り付け、内装を完成させていきます。
非常に簡単な施工で設置できるものですが、地震などが来ても簡単に剥がれるものではなく、ある程度の耐久性を兼ね備えています。
石膏用に使用されるボードは厚さ3ミリ程度の薄いものもあれば、2cmを超えるものもあります。
基本的にはそんなに頑丈で厚い壁材を使うことはありません。
内装業、リフォーム業を行っている会社であれば、GL工事はスタンダードな工事といえるでしょう。