セメントとコンクリートの違いとは?

セメントとコンクリートの違いって分かりにくいですね。
コンクリートは道などを舗装するときに使われているので、「コンクリート=硬いもの」、「セメント=まだ固められていないもの」と認識している方も多いようです。

しかしコンクリートも元々は柔らかいので、柔らかくてもコンクリートはコンクリートです。
柔らかい状態を差別化して分かりやすくするため、生コンと呼びます。

では、本題のセメントとコンクリートの違い。
それは、原料の違い。
セメントは石灰石、ねん土、けい石、酸化鉄原料、せっこうで出来ています。
コンクリートはセメントに砂、砂利、水を混ぜて作っています。

イメージとしてはコンクリートがホットケーキミックスだとしたら、セメントは小麦粉みたいなものでしょう。
コンクリート(ホットケーキミックス)なので、すぐにそれだけで使えますが、セメント(小麦粉)なので、それだけでは使いにくいです。
セメントに砂と水を加え、モルタルとしてなら家の外壁工事や外構工事で使用できるようになります。

今は家の外壁もサイディングボード(外壁材)を使うことが多いので、セメント(モルタル)の使用頻度も減ってきています。

道路を造ったり、庭を施工したり、屋上を作ったり、というケースは全てコンクリートを使っているという認識でOKです。