送電設備とは?自宅にどのように電気は届く?

普段何気なく使っている電気。
その電気は様々な送電設備を経由して自宅に届けられます。

まず最初は発電所で電気が作られます。
日本では水力発電所、原子力発電所、火力発電所が発電の大元となります。

ちなみに最近は太陽光発電で電気を作るご家庭も増えていますね。
その場合は送電設備を経由せず、すぐに電気を使用することができます。

発電所で電気を作ったら、変電所に送られます。
変電所は電圧を下げる場所。

日常的に使える電気の大きさに変える場所と考えれば分かりやすいでしょう。
尚、変電所から個人への送電は行われませんが、工場や大型施設などには送電されます。
そういった施設は大きな電気を使うので、それ以上変圧する必要がないからです。

アパートやマンション、中規模店舗への送電は、変電所のあとに配電用変電所を経て、それぞれの施設に電気が届きます。

個人宅、小規模施設への送電は、配電用変電所、柱上変圧器を経由してようやく自宅に届きます。

尚、それぞれの施設に届ける線を送電線と呼びます。

発電所では50、60万Vという非常に大きな電圧になっていますが、自宅に届くころには100Vまで引き下げられています。

こういった電気を経由する施設をまとめて送電設備と呼びます。