男女平等の社会を目指し、これまで男性比率が多かった現場で活躍する女性が年々増えています。とはいえ、力仕事のイメージが根強い建設業界ではまだまだ女性の割合は多くはありません。
日建連(一般社団法人 日本建設業連合会)ではもっと女性が活躍できる建設業を目指し、建設業界で働く女性を「けんせつ小町」と親しみやすい名称を通して応援するアクションを起こしています。これまで男性中心だった建設生産方式を女性が持てる力を発揮できる産業にしていくため、各所と連携しながら女性にとって働きやすく、働き続けられる労働環境の整備を進めています。
建設業で働く人々の役割は多岐にわたります。現場で働く技術者・技能者の他にも、構造物の設計者、研究所で新技術を開発する研究者、社とお客様を繋ぐ営業担当者、会社の運営を支える事務職など、さまざまな技能を持った人が活躍しています。女性就業者数が増えるということは働き方の多様化にも繋がることであり、女性だけでなく男性にとっても職場環境の改善や長時間労働の是正などが進むと期待されています。
「けんせつ小町」の活動は、建設業界に興味のある女性だけでなく、未来を担う子どもたちに建設業界を広く知ってもらう機会も設けられています。これからの建設業界を担う重要な人材として、けんせつ小町の活躍が期待されています。