防音室をリフォームで作る際の注意点

「楽器の演奏がしたい」、「時間を気にせず大音量の映画を楽しみたい」、「自宅でも好きな時にカラオケが出来る部屋が欲しい」、そんな時に便利なのが防音室です。最近では動画配信サイトなどで配信するための録画・録音に使う部屋が欲しいという要望も増えています。

 

防音室は、新築時に計画するほか、リフォームで防音・遮音機能を付けることもできます。リフォームでかかる費用は求める性能や広さによって大きく異なり、100万円~500万円と幅があります。

 

防音リフォーム工事では、床、壁、窓、ドアにそれぞれ施工を行います。マンションでお子さまの足音が気になるという時は床材を張り替えるだけでも十分効果があるでしょう。

 

盲点になりがちなのが「換気口」です。壁や床をしっかり防音仕様にしたのに、換気口の対策を怠ったがために近隣から苦情が来たという実例も報告されています。防音方法により異なりますが、だいたい2万~5万円程度で対策が出来るので、ここも忘れずに施工しておきましょう。

 

防音室を作る際は、「防音」「遮音」「吸音」の違いも理解しておいた方が吉です。「防音」の中には「遮音」「吸音」も含まれますが、音漏れを防ぐのが「遮音」、音を吸収するのが「吸音」です。録音をメインとする場合には「吸音」を意識すると音質がよりクリアになり、おすすめです。