「納戸(なんど)」とは、居室とは認められない空間に使用される名称です。建築基準法により居室には床面積の1/7以上の採光が求められており、窓がなかったり小さかったりする部屋は居室ではなく納戸として扱われます。「サービスルーム」や「フリースペース」などと表記されることもありますが、こちらも納戸と同じものです。
納戸は、広さや場所、家族構成によりさまざまな用途があります。小さめのものならウォークインクローゼットや物置として、それなりに広さのあるものならキッズスペースや家事部屋、仕事部屋、書斎などとしても活用できます。窓のない納戸であれば、あまり日にあてたくないものの収納にはピッタリです。ただし窓がないということは風通しも良くないので、長時間過ごす時はこまめに換気することも忘れないようにしましょう。部屋のように使う場合はコンセントの有無も重要ですので、物件選びの際は合わせて確認すると良いでしょう。
何かと便利な納戸ですが、活用できずに持て余してしまうこともあるかもしれません。その際は造作棚を作ったり、壁を取り除いてフリースペースにしたりとリフォームでカスタマイズするのもおすすめです。ライフスタイルに合わせ、上手に納戸を活用して快適な暮らしを手に入れてくださいね。