ユニットバスの「ユニット」とは、英語で「単位」または「全体を構成する一つ一つの要素」という意味です。何かが一緒になっているという認識からお風呂とトイレが一緒になっているものをユニットバスだと思っている方も多いようです。
ユニットバスとは、予め工場などで生産された壁や床、天井、浴槽といったパーツを持ち込み、施工現場で組み立てた浴室のことを指します。既にパーツが出来上がっているため工期が短く、リフォームも数日で完了するのが施工におけるメリットです。
似たような言葉として「システムバス」がありますが、ユニットバスとシステムバスはほぼ同義と考えて良いでしょう。敢えて区別する時は、一般的なユニットバスよりも機能性の高いものを指したい時に使われるようです。
現在では多くの住宅でユニットバスが採用されており、よく見かける浴槽は大体ユニットバスです。ユニットバスには1点ユニットバス(浴槽と洗い場)、2点ユニットバス(浴室+洗面台)、3点ユニットバス(浴室+洗面台+トイレ)の3種類があり、冒頭で例に挙げたユニットバスは3点ユニットバスということになります。多くの住宅で使用されているのは1点ユニットバスで、賃貸やホテルでは2点、3点のユニットバスが使用されることもあります。