初心者でもわかる!「溶接」について解説

溶接は金属加工の代表的なもののひとつで、建築でも頻繁に使用されます。加熱や加圧などで部分的に金属を溶かし、別々のパーツを接合して一つのパーツにします。

 

溶接にはさまざまな種類があり、大きく分けると以下の3つに分類されます。

 

・融接(溶かして接合する)

 溶接の中では最もポピュラーな方法で、超高温の熱(アーク熱)を利用するアーク溶接や、ガス溶接、レーザー溶接などがあります。

 

・圧接(熱と圧力を加えて接合する)

 薄い板状の金属の溶接によく利用される方法です。電気抵抗による発熱を利用した抵抗溶接が一般的ですが、鉄筋を継ぐ際に行うガス圧接工法などもあります。

 

・ろう接(別の金属を溶かして接合する)

 融点が450℃以上の硬ろうを用いる方法をろう付け、450℃以下の何ろうを用いる方法をはんだ付けといいます。はんだ付けは学校の授業で扱ったことがある方も多いと思いますが、家電製品や化学製品、航空機など幅広い分野で使用されています。

 

この他にも、溶接には多くの加工方法があります。溶接を行う際はそれぞれ資格が必要となり、国家資格や民間資格などさまざまなものがあります。取得しておくことで活躍の場が広がり、スキルアップやキャリアアップにも繋がります。