型枠工事とは、木造・鉄骨・鉄筋コンクリートとほとんどすべての建築現場で必要とされる工程です。木造と鉄骨・鉄筋コンクリート造ではわずかに手法が異なりますが、金属や合板で型枠の組み立てを行いコンクリートを流し込むという流れは同じです。建物の基礎となる重要な工程のため、失敗が許されない非常に重要な仕事です。
型枠工事を行う型枠大工になるには必要な資格はありません。そのため、未経験者や現場経験が浅い方でも始めやすい仕事とも言えます。ただ、長く続けるのであれば取得しておいた方がよい資格は多数あります。資格取得支援制度を導入している企業も増えているため、会社からのサポートを上手に利用してスキルアップを目指すと良いでしょう。
型枠大工として働くなら、「型枠施工技能士」「型枠支保工の組立て等作業主任者」「建築施工管理技士」などの資格取得がおすすめです。特に「型枠施工技能士」は型枠大工としての技術や知識を証明する資格となります。その他にも足場作業やクレーン操作、高所作業車に関する資格を持っていると現場でも重宝されます。転職や独立の際にも資格の有無が道を左右することもあるので、少しずつ勉強して資格を増やしていくことをおすすめします。