設備位置図にはどんな種類がある?設備ごとの設備配置図を解説!

建築現場では敷地内の建物以外の詳細を示している「外構図」や、建物の各階の窓の高さで水平に切断をして壁などの切り口と床面を上から見た図の「平面図」、建物を垂直方向に切断して断面を横から見た形を図面にする「断面図」など、ひとつの図面だけではなく複数の図面を使って建築をしていきます。

工事のときに住宅内の電気や電話や照明、ガスや給排水設備などをどこに設置をするのかを示した平面図が「設備位置図」です。設備位置図は設備ごとにあり、そこには設置する場所の他に機器ごとにメーカーや品番も記載されています。

・ 電気位置設置図…野外から引いてきた電気が分電盤を通って各部屋へ配線される経路やスイッチやコンセントの配置が記載されています。その他にはどの部屋にどのような照明器具を設置するのか、テレビやLANケーブルの配線の位置なども細かく記載されています。

・ 給排水設備位置図…水道メーターの位置や給湯器の位置を記載しています。

・ ガス設備位置図…ガスメーターやキッチンのガスの位置を記載しています。

設備位置図は図面に関する専門知識がなくても理解できるように経路図や設置する位置が記されているため一般の人が見てもわかりやすくなっています。