災害大国日本の災害復旧工事の流れ

日本は世界的に見ても自然的、地理的要因から地震や台風、豪雨・豪雪など大きな災害の多い国です。

災害復旧工事とは、こうした災害にて被害が出た地域を元に戻すための工事です。

ここでは、災害復旧工事の流れを解説しています。

 

◇ 災害発生時・応急対策工事

大きな災害が発生したら自治体の職員が素早く現地に赴き、現場の状況を確認して負担法に基づいて報告をします。

被害状況を確認して住民の生活に被害があるようであれば、交通の確保や被害拡大を防止するために応急対策工事をします。

 

◇ 現地調査・災害申請書の提出

災害復旧工法を検討するために現地調査をして被害の規模を特定し、設計図書(図面、積算書等)を作成して国へ災害申請をします。

復旧設計計画書では、復旧にあたっては災害復旧は原形復旧が原則で、河川の場合は川の生態系を守り、環境に気配りしながら作成しなければなりません。

◇ 災害査定

現地にて自治体、国土交通省、財務省の三者で協議をおこない復旧費を決定します。

 

◇ 災害復旧工事の着手・完了

復旧設計図書に基づき施工業者は施工計画書を作成して着工です。

災害復旧工事の期間は短ければ1っカ月程度、長ければ1年以上かかることもあり災害の状況によって異なります。