建設業界には欠かせない、測量の仕事とは?

街で三脚を持って何かを測定している作業員を見かけることはありませんか。

これは、建設業や土木業には欠かせない「測量」をしている人とたちです。

 

◇ 測量とは

測量の仕事は「測量法」に則って行われ、測量を行う測量士は業務独占資格の国家資格となり、測量業者は資格保有者の配置が義務づけられています。

測量の仕事は測量法に基づいて測量計画を立て、工事を行う予定の土地の面積や地理、位置を計測して、そして計測したデータを製図化するのまでが測量の仕事です。

そのため、測量には工事予定地の測量をする「外勤」と測量したデータを製図化する「内勤」の業務があります。

 

◇ 測量士とは

測量は誰でもできるわけではなく、「測量士」「測量士補」と言う国家資格が必要です。

測量士と測量士補の違いは行える業務範囲で、測量士は測量に関するすべての業務に携わることができますが、測量士補は「測量計画」の作成はできません。

そのため、測量士補は測量士が作成した測量計画に基づいて測量していきます。

測量士になるための国家試験は年に1度あり、合格率は測量士で約15%、測量士補で約39%とやはり測量士の方が難易度が高めです。

測量士が行う業務は測量士しかできないため、仕事はなくなることはなく将来的にも安定していると言えるでしょう。