保温工事とは配管などの設備を保温材を取り付ける工事のことです。
ここでは、配管工事の必要性について解説します。
◇ 保温工事はなぜ必要?
配管は熱水やガス、蒸気なを特定の場所から指定の場所まで運ぶ目的で設置されていますが、これらのものは熱がある事が共通しています。
そのため、一定の温度を保ったままでないと外気の影響を受けて配管に結露ができたり凍結したりします。
外気の影響を配管に与えないようにするためには、配管に保湿材を取り付けて外気からの影響を抑えなければいけません。
保温工事をすることで結露や凍結を防止をする他に火傷防止、熱エネルギーの放出をカットすることでエネルギーのロスにも繋がり、省エネ効果もあります。
◇ 保温工事に使用する保温材の種類
保温工事に使用する保温材は主に3種類です。
・ グラスウール
ガラス繊維系の保温材の一種で3種類の中では一番安価ですが、繊維が水を吸収すると断熱性が下がり湿気に弱いのが特徴です。
・ ロックウール
鉄鋼スラグ系の繊維で不燃材料なので防火区画での使用が可能です。
・ 発泡スチロール
最高使用温度が80度程度なので高温の配管には使用できません。
水分を吸収しないため湿気に強く、結露防止のための保温工事によく用いられます。