「高圧電力」と「低圧電力」を見たことはあるけれども違について詳しくはわからないと言う方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは高圧電力と低圧電力の違いを解説しています。
◇ そもそも、高圧電力とは?
電圧とは発電所から電気を送るときの圧力のことで「V(ボルト」と表示されます。
私たちが普段使用している電気は、まずは発電所から超高圧変電所→一時変電所→二次変電所→中間変電所→配線変電所から各変電所に適した電圧に変えられます。
変電所で変えられた電力には高圧電力、低圧電力、特別高圧電力の3種類があり、それぞれ適した場所に送られます。
◇ 高圧電力と低圧電力の違いとは?
電圧はの基準は「電気設備に関する技術基準 (電圧の種類等) 第二条」にて、低圧電力は直流で750V以下、交流で600V以下、高圧電力は直流で750ボルト超7,000V以下、交流で600V超7,000V以下と定められています。
そして、電力会社との契約が50kw以上であれば高圧電力、そして50kw未満であれば低圧電力です。
高圧電力は主に大型の商業施設や病院、工場などの電力を多く使用する場所が契約しており、一方で低圧電力は住宅や小規模店舗などに向いています。