内装工事には欠かせない「LGS」とは?軽天との違いも解説!

「LGS」とは「ライトゲージスタッド(Light Gauge Steel)」の略で、建物の天井や壁の元となる下地材です。

 

◇「LGS」とは?

「LGS」は2㎜程の薄い鉄板に亜鉛メッキ加工をした素材で、非常に軽量です。

また、木材に比べると曲がったり、湿気による変動があまりなく品質が安定していますが、部分的に削ることができないため、微調整が難しいのが特徴だと言えるでしょう。

主に、鉄骨構造や鉄筋コンクリート造の建物の内装の枠組みを作る素材のひとつで、LGSで枠組みを造り、石膏ボードを貼り、最後に仕上げに塗装をするのが一般的です。

LGSの規格サイズは50型・65型・70型・90型・100型の5種類があり、天井の高さによってサイズを使い分けます。

また、LGSは間仕切り壁の下地としても使用されることがあり、その場合はLGSではなく「スタッド1」と呼ばれることが多くなります。

 

 

◇軽天(けいてん)との違いは?

「軽天」とは「軽量天井下地」を略した言葉で、ここで言う「軽量天井」とはLGSのことなので、軽天とLGSとはほぼ同じ意味で使用されます。

細かく説明すると「軽量天井」の素材の中に「LGS」が含まれているため、「軽天工事」や「LGS工事」と呼ばれるのです。