「メタルラス」の概要、特徴とメタルラスを使用する目的

「メタルラス」とは金属製の金網で、外壁工事の補強材として使用されます。

 

◇メタルラスとは?

「メタルラス」は薄い鋼板に切れ目を入れ、引き伸ばして網状にした形をしているもので、メッシュと呼ばれることもあります。

外壁工事に使用するのもで、モルタル塗りの塗壁や塗天井の下地部分に使用します。メタルラスを用いることでモルタルの接着を強めて、塗り壁のクラック(ひび割れ)防止を担う役割です。

他にも、コンクリートの補強のための下地としても使用することがあり、床の割れや剥離の補強材としてもメタルラスが活用されています。

 

◇メタルラスが使用する目的

メタルラスを使用する目的はモルタルの強度を高めることです。

他には、外壁塗装においては、モルタル層を確保することによって、防火・耐震性能を大きく向上させることができます。

また、資材の表面に隙間や微細な穴を埋めることができ、防水性や防腐効果を高めることができ、屋外の外壁や屋根、水槽などで利用されることがあります。

メタルラスに似ているもので「ワイヤーラス」があり、ワイヤーラスは針金でできています。

ワイヤーラスは取り扱いが難しく技術が必要になるため、現在はメタルラスの使用が主流です。