レベラーとは?レベラーの特徴とモルタルとの比較を解説!

コンクリートを土間として利用する場合、従来は「モルタル」が一般的でした。

しかし、最近では「レベラー」と呼ばれる新しい素材が導入され、多くの工事現場でレベラーが主要な選択肢となっています。

 

◇レベラーとは

「レベラー」とは、床面の下地調整材で、自己均一化性を備えたセルフレベリング材の一種です。

木造建築などで用いられ、特に基礎の上端を水平に整えるのに役立ちます。

通常石膏やセメントベースの自然流動性素材をコンクリートの表面に5〜20mm程度流し、コテ(平らな刀で均す道具)を使わずに自動的に水平に均すことができるので、特に均等な床仕上げが必要な場面で重宝されます。

また、レベラーは迅速な施工が可能で、モルタルのように乾燥に数日待つ必要がないため、大規模な床面でも1日で作業が完了するのが利点です。

 

◇モルタルとの比較

レベラーは単純に材料費だけを比較すると、モルタルに比べて高額です。

しかし、モルタルを使用する場合、水や砂、セメントの荷揚げや混ぜる作業、養生期間が必要であり、これらの作業には時間と労力がかかります。

そのため、工程全体を考慮すると、レベラーを使用する方が迅速に作業を完了でき、結果的にコストの増加を抑えることができる場合がありま

したがって、単に材料費だけでなく、工期や労力を含めた全体のコストを考慮することが重要です。