足場工事は工事現場では欠かせない工事の一種です。

ここでは、足場工事の基礎知識を解説します。

◇足場工事とは？

足場工事は、高所での作業を行う際に、作業員の足元を支える構造物を設置する工事で、足場の設置が完了すると、物が建築現場の外側に飛び出さないようにと、塗料等の飛散防止のためにその外側をメッシュシートで覆います。

作業を安全かつ円滑に進めるために不可欠であり、現場によって組み立てる足場の種類は異なります。

そのため、作業員は現地調査を行い、現場に適した足場を組み立てることが重要です。

また、足場からの「転落」や「墜落」などの労働災害を防ぐために、労働安全衛生法では足場の設置などに関する安全基準が定められています。

◇次世代型足場工事の登場

「次世代足場工事」は、改正労働安全衛生規則に対応した手すり先行工法を採用した進化型の足場工事です。

部材は軽量かつコンパクトであり、保管効率や積載運搬効率が向上していて、抜け防止機能が組み込まれており、大組みや大払いも可能で、厳しい現場基準にも対応。

階高が1,800㎜もしくは1,900㎜で、これにより従来の1,700㎜よりも広いスペースを確保しています。

最重量部材も12～3㎏程度で取り扱いが容易であり、作業性、安全性、拡張性に優れたくさび緊結式の次世代足場です。