住宅用蓄電池の仕組みと、充電回数について解説!

太陽光発電の普及や、災害に備えて家庭用蓄電池の需要が高まっています。

そこで、今回は家庭用蓄電池の仕組みを解説したいと思います。

 

◇家庭用蓄電池の仕組み

蓄電池にはプラスとマイナスの2つの電極があり、電解液との化学反応で充放電が行われます。

プラスの電極は電解液に溶けにくく、マイナスの電極は溶けやすい性質があります。

そして、イオン化傾向の差によって電圧が生じ、金属がマイナスからプラスに流れることで放電が起こります。

放電後に逆方向に電気を送ることで蓄電が可能になり、これにより充放電を繰り返すことができるのです。

 

◇充電回数は?

蓄電池は何度も充電して利用できますが、放電・充電を無限に繰り返せるわけではありません。

おおよその充電回数が決まっており、それを超えると寿命を迎えます。

家庭用蓄電器に多く採用されているリチウムイオン蓄電池のサイクル回数は約6,000回から12,000回で、通常の使用期間であれば約15年から20年の寿命がです。

寿命が来ても、基本的にはすぐに使用できなくなることなく、段々と劣化して以前のような性能を保てなくなるので早めの対応が必要です。

「緊急時に最低限の電化製品が使えればよい」「エアコンや冷蔵庫なども存分に使いたい」など生活スタイルにより使用する電力は異なります。

そのため、選ぶ際には用途に応じて選びましょう。