発電した電気を売電するには、いくつかの手続きと条件が必要です。

ここでは、売電するための仕組みと流れを説明します。

◇売電の仕組み

• 発電設備の設置
  自宅に太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー設備を設置します。

• FIT制度への申請
  FIT制度を利用するためには、発電設備を設置した後、電力会社と接続契約を結び、設備の認定を受ける必要があります。

• 発電と自家消費
  発電設備で電気を発電し、その一部を自宅で使用し、使用しなかった電気は「余剰電力」となります。

• 電力の送電
  余剰電力を電力会社の電線に送り、電力会社はこの電気を法令で定められた価格・期間で買い取ります。

• 買取価格と期間
  太陽光発電の場合、一般家庭では10kW未満の設備が多く、買取期間は10年間です。買取価格はFIT制度で定められた価格で、設置年度によって異なります。

• 再生可能エネルギー発電促進賦課金
  売電による費用は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を通じてまかなわれ、これは電気料金に含まれる料金で、1kWhあたりの単価は毎年決まり、全国統一価格です。

• 収入と税金
  売電で得た収入は、経済的な利益をもたらしますが、売電による収入は課税対象となる場合があります。