注文住宅を建てる際の工事期間はおよそ4~6ヵ月です。
今回は着工から完工までの家が建つまでの流れをご紹介します。
◇着工
まず、地盤調査をして、建物を建てる前に地盤の強度を確認し、地盤調査で地盤改良の必要があると「地盤改良工事」をしなければなりません。
つぎに、敷地内に麻ひもやビニールひもで建物の位置を印し、配置を確認する「地縄張り」や、建築現場に基準線を引き、実際の位置関係を明確にする「墨だし」をおこないます。
そして、基礎工事の前に屋外から屋内に給排水工事を施工します。
◇基礎工事
水道工事が終わると、約1ヵ月かけて基礎工事です。
家の土台となる基礎工事は正確な作業が求められる工事です。
配筋検査では、基礎の鉄筋が正しく配置されているか確認し、検査に合格したら、土間コンクリートを地盤面に流し、基礎の立ち上がり部分に型枠を作ってコンクリートを流します。
基礎工事が完了すると、専門業者が仮設足場を組み、プレスカットされた木材を積み上げて、母屋の組み上げを行います。
◇上棟式
資材が濡れないように、まず屋根工事から始め、屋根工事が終わると、床や壁、サッシの取り付けに進みます。
そして、壁の石膏ボードを取り付ける前にコンセントやスイッチを設置し、その後断熱施工を行い、外壁に透湿防水シートを貼り、サイディングを取り付けていきます。
◇仕上げ
建物の内装仕上げは、大工や電気工事士、内装職人が協力して約1ヵ月で完成します。
契約により駐車場やフェンス、植栽などの外構工事も行いますが、なかには、入居後に見積もりを取る人やDIYする人もいます。
建物完成後、竣工検査を経て引き渡しとなり、完工です。