【住宅用蓄電池】電池の種類と特徴を解説

住宅用蓄電池を選ぶ際は、特徴や設置場所など多くの要素を考慮する必要があります。

こちらでは、家庭用蓄電池に使用されている電池を種類別に紹介し、選び方について解説しています。

 

◇鉛蓄電池

「鉛蓄電池」は、最も歴史が長く、現在でも自動車やフォークリフト、非常用電源などに広く使われています。

二酸化鉛・鉛・希硫酸を使用し、衝撃や振動に強い「クラッド式」と、放電効率が高い「ペースト式」の2種類があります。

性能が低下する充放電の繰り返しによる劣化がデメリットですが、安定した電力供給に優れ、耐久性があるのが特徴です。

 

◇ニッケル水素電池

「ニッケル水素電池」は、環境に優しく、ニカド電池の代替として普及した蓄電池です。

出力・容量が高く、寿命が長いことが特徴で、過充電にも強い一方、自己放電しやすい面もあります。

 

◇リチウムイオン電池

「リチウムイオン電池」はエネルギー効率が高く、スマホやノートパソコンなどで広く利用されています。

小型で大容量の電力を提供しますが、可燃性の電解液を使用しているため、衝撃や高温に注意が必要です。

 

◇燃料電池

「燃料電池」は水素と酸素を利用して発電する次世代のシステムです。

環境に優しく大量の電力を生み出せる一方で、まだ普及は進んでいませんが、将来的な拡大が期待されています。