オシャレな輸入住宅には多様な種類があり、それぞれが地の風土や海外の設計思想に基づいて建てられています。
輸入先によってデザインや工法が異なるため、各輸入住宅の種類と特徴を見ていきましょう。
◇アメリカンスタイル
17・18世紀にヨーロッパ人がアメリカ大陸に建築文化をもたらし、地域の風土に合わせた独自のスタイルを築き、これにより多様な建築スタイルが存在します。
「ジョージアンスタイル」は、イギリスのハノーバー朝のジョージ1~4世の時代に始まった建築様式で、シンメトリーで威厳のあるデザインが特徴で、アメリカではコロニアルスタイルとして東部で普及しました。
「ニューヨークスタイル」の住宅は、レトロとモダンが融合した芸術的なデザインです。
「アーリーアメリカンスタイル」は、17~18世紀のイギリスの植民地時代に生まれた建築様式で、板を重ねた外壁と三角形の切妻屋根が特徴的です。
◇ヨーロッパスタイル
ヨーロッパスタイルには北欧と南欧の2つのスタイルがあります。
「北欧スタイル」は、フィンランドやデンマーク、スウェーデンの住宅をイメージしたデザインです。
白を基調にしたシンプルな造りで、木材や石材を活かし、自然の温もりを感じられます。
また、厳しい自然環境に対応するため、断熱性や気密性にも配慮されています。
「南欧スタイル」は、フランスやイタリアの田舎をイメージした女性に人気のデザインです。
夏の暑さ対策が工夫され、明るい白やグレーの外壁にオレンジや茶色の瓦屋根、装飾的な窓周りがアクセントで、ナチュラルでかわいらしいデザインが魅力です。