塗装を行う際に重要なのは、塗料が適切に塗れるかどうかです。
正しい知識がないと、塗装後はきれいに見えても、時間が経つと剥がれやすくなってしまうことがあります。
◇塗装ができる素材
基本的に、DIYで塗装できる素材はほとんど塗装が可能です。
外壁ではコンクリート、モルタル、サイディング、屋根にはトタンやスレート、木材、鉄、プラスチックなど様々な素材に塗装できます。
ただし、各素材には注意点があるため、使用説明書をよく読み、素材ごとに適切な下地処理や下塗り材を使用して塗装を行いましょう。
◇塗装ができない素材
・亜鉛メッキ
新しい亜鉛メッキは剥がれやすいため、亜鉛メッキ専用のジンキースプレーを使用してください。
また、樹脂製の柔らかい素材にツヤ有り水性塗料を塗ると、乾燥後にベトベトが残ることがあります。
・アルミ・銅
アルミは、サッシやベランダの笠木などによく使用されています。
実際、アルミは塗料との密着性が悪く、浮きや剥がれがほぼ確実に発生するため、塗装には適していない素材です。
銅は経年によって、銅の表面に付着する「青サビ」と呼ばれている緑青が発生し、独特の風合いを楽しむことができる素材です。
しかし、アルミと同じように塗料との密着性が悪いため、塗装に適していません。