解体工事はいつから始まった?日本における解体工事の歴史を解説!

建築の歴史には、新たな建物を建設するだけでなく、既存の建物を解体する工事も重要な役割を果たしてきました。

日本においても、時代の変遷とともに解体工事は進化し、様々な出来事がその歴史を形作っています。

 

◇江戸時代までの解体工事

日本では長らく地域の仕事として共同で行われてきました。

例えば、ある家で建て替えを行う際には、近隣住民が集まり、協力して解体を行うことが一般的でした。

一方で、城や宮殿のような大規模な建造物の解体には、建設を担ったとび職や大工職人が関わり、専門技術を活かして作業を行いました。

しかし、現在のような解体専門業者は存在せず、建設の専門家が業務の一環として解体を担うか、地域の共同作業として行われていたとされています。

 

◇明治以降の解体工事

 

戦後の都市部では再利用可能な古材が少なく、解体工事は専門業者による作業へと移行しました。

2000年代までは分別を行わない「ミンチ解体」が一般的でしたが、2003年の建築リサイクル法施行により禁止され、分別型解体へと変化します。

これにより、コンクリートの分別や足場を組んだ丁寧な解体が行われるようになりました。

さらに、建物の設計図を基にリサイクル可能な資材を選別し、アスベスト調査も実施されています。

こうした流れの中で、2014年には解体工事業者が独立した業種として確立されました。