ネットワーク工事は、オフィスや施設内のインターネットや通信環境を整備するために欠かせない工事です。LAN配線や光回線、Wi-Fi機器など、ネットワークインフラを構築する際には、工事そのものの「耐用年数」も重要なポイントとなります。
設備が劣化すると通信の不安定さやトラブルの原因にもなりかねません。ここでは、ネットワーク工事の耐用年数について、その考え方や目安をご紹介します。
◇ネットワーク工事とは?
ネットワーク工事とは、パソコンやプリンター、スマートフォン、タブレットなどの機器をインターネットや社内のシステムに接続できるようにするための配線・機器設置・設定などを行う工事のことです。
主にLAN(ローカルエリアネットワーク)やWi-Fiなどを整備するために行われ、オフィスや店舗、工場、病院、学校など、さまざまな施設で必要とされます。
工事内容には、LANケーブルの配線、ネットワーク機器(ルーター、スイッチ、アクセスポイントなど)の設置と設定、光回線の引き込み工事などが含まれます。
◇設備の耐用年数
LAN設備の耐用年数は機器によって異なり、国税庁が定めた2022年10月時点の耐用年数によると、LANケーブルは18年、ハブ・ルーター・LANボードなどのネットワーク機器は10年、サーバーは6年とされています。
ただし、ネットワーク機器は技術革新が速いため、5~6年程度で買い替えられるのが一般的です。