
近年、建築や土木分野では、従来のコンクリートでは実現しにくかった機能を持つ特殊コンクリートが注目を集めています。
耐久性に優れたものや、軽量で施工しやすいもの、さらには水を通す透水性コンクリートなど、さまざまな種類が開発され、用途に応じて活用されています。
◇耐久性と軽量性を活かした建築・土木事例
耐久性に優れた特殊コンクリートには、鋼繊維を配合した超高強度繊維補強コンクリートや、樹脂を使用したレジンコンクリート、短時間で硬化する超速硬コンクリートなどがあります。
これらは特殊な製法により、高い強度や耐摩耗性、耐塩害性、速硬化性などを実現しており、過酷な環境でも長期間使用可能です。
実際に海岸構造物や橋梁、トンネルなどで活用され、塩害や凍結融解による劣化を防ぐことで、メンテナンス頻度を減らし、ライフサイクルコストの削減にもつながります。
◇透水性コンクリートの環境・都市活用
透水性コンクリートは、雨水を地面に浸透させることができるため、都市部の雨水排水対策や水害軽減に役立っています。
具体的には、公園の歩道や駐車場、道路の舗装に用いることで、雨水を効率的に地下に戻し、地盤沈下や水たまりの発生を防止します。
さらに、雨水の浄化や都市のヒートアイランド対策にも寄与するため、環境に配慮した都市設計の一環としても注目されています。