
家電や照明をネットにつなぐスマートホームが普及する今、新築・リフォーム時のネットワーク工事は快適な暮らしを支える重要なインフラ設計です。
◇安定した通信を支える有線LAN配線と配管の重要性
Wi-Fiなどの無線通信が主流の現代だからこそ、家づくりの段階では有線LANケーブルの配線が極めて重要な役割を果たします。
特に、高画質な動画配信の視聴やテレワーク、オンラインゲームを行う場所には、あらかじめ壁内に有線LANを引いておくことが安定した通信環境づくりにつながります。
さらに、壁の中にLANケーブルを通すための専用の管である「CD管(配管)」を設置しておけば、将来的にCAT6Aなどの高速通信規格が登場した際にも、壁を壊さずに手軽に入れ替えることが可能になります。
◇ルーターの適切な配置と設置場所の盲点
無線ルーターや周辺機器を設置するマルチメディアボックスの配置場所を慎重に見極める必要があります。
ルーターをクローゼットの奥深くや床付近に隠してしまうと、離れた部屋に電波が届かないといったトラブルの原因になります。
できるだけ家の中央付近で、かつ床から少し高い位置に設置スペースを確保することが、電波を均一に行き渡らせるためのポイントです。
また、スマート家電の増加を見据えて各部屋のコンセント数を多めに設計しておくなど、間取りやライフスタイルの変化に柔軟に対応できる設計が、快適なスマートホーム環境の基盤となります。