左官工に資格は必要?

 

左官工には国家資格として左官技能士という資格があります。
各都道府県で実技と学科による試験があります。

1級と2級があり、実技試験では壁や天井の下地塗り、下吹きされた吹付け下地に仕上げ吹付を行う作業もあります。

これらの試験を合格した人だけが左官技能士を名乗れます。

ただ、試験を合格しないと左官工になれないのかというとそんなことはありません。

そもそも左官工の2級を受験するのにも実務経験が2年以上、1級に関しては7年以上が必要です。

現場で経験を経て、資格取得を目指す人がほとんどです。
資格取得後は見習いへの指導、責任者、管理者としての立場で業務を行えます。

左官工として仕事を始める場合、未経験から始める人がほとんどです。
左官工は下地の養生を行い、モルタルやセメント、土などをコテを使って壁に塗っていきます。
最後に塗装やタイルを張り、仕上げていきます。
この一連の施工を左官工が行います。

資格必須の仕事ではありませんので資格取得せず、そのまま左官工として仕事を続ける形でも問題ありません。

ただ、将来的に役職を意識したり、運営側に回ることを意識するなら資格取得も考慮した方が良いでしょう。

肩書きがあると信頼性が高まります。