外壁作業で行うサイディングとは?

 

サイディングは直訳すると下見板や壁板という意味です。
一般的に不燃性の材料を用いた薄い壁材のことを指すケースが多いです。
壁材の取り付けや施工をサイディングと呼びます。

すでに用意されている板を取り付けていく作業をサイディングと呼ぶので、1から左官工がモルタルを壁に塗っていく作業とは違います。

施工時間が短く、すでに出来上がっているものを取り付けるので、職人さんの腕によって出来上がり具合が変わるということはありません。

なお、こういった壁材はサイディングボードと呼ばれる事が多いです。
様々なデザインのものがあるので、ビジュアル的にも優れていますし、施工も比較的容易なので近年の家はこの方法が主流です。

ただ、どんな家でもサイディングしたら必ず壁材と壁材を取り付けた時、隙間が出来ます。
その隙間をシーリング材と呼ばれるゴムのような柔らかい素材で埋めていき、つなぎ合わせます。

この作業を行わないと壁材が安定しませんし、雨風の侵入を許すことになるので侵食しやすくなってしまいます。

サイディングと言ったら、このシーリング作業を行うところまでを含めて指すケースが多いです。
サイディングが終わった後にさらに防水加工などを施して耐久性を高めていきます。