モルタルはセメントと砂と水を混ぜて作ったもので主に外構、エクステリア部分等で使用されています。
昔は家屋の外壁などにも使用されていましたが、そういった住宅は減少傾向にあります。
モルタルの質が悪いから減ったというより、施工にかかる時間、左官工の減少、外壁部材の向上などにより、モルタルの外壁が減ってきたといえるでしょう。
ただ、モルタルには外壁部材にはできない独自性のあるデザインや装飾が可能です。
左官工の腕一つで唯一無二の形状の壁を作ることができます。
それゆえ今でも玄関や門扉の壁、カーポート部分などでモルタルを使用した外構、エクステリアが人気を集めています。
モルタルは非常に耐火性に優れていますので、建造物の耐火構造を高めたいというときにお薦めです。
そして耐久性もあるので長い間、状態を維持することができます。
強い日差しを浴びたり、台風などの強い雨風を受けてもびくともしません。
大きな衝撃を与えない限りは破損することはないでしょう。
ただ、モルタルは施工の仕方が雑だと乾燥した後にひび割れを生じることもあります。
そういった意味では、モルタルを使用した工事を行う際は、施工者の技術をしっかり把握してから依頼すべきでしょう。