さく井工事とは、どんな業務?

 

さく井は(さくせい)と読みます。
ちょっと聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと、井戸を掘る作業です。

 

井戸を掘ると言っても昔のように飲み水を飲むために井戸を掘るのではなく、工業用用水として活用するために掘ったり、地質を調べるのに掘るケースが多いです。

それ以外には石油掘削、天然ガス掘削、温泉掘削などの目的にさく井工事を行っています。

井戸を掘る方法ですが、エアーハンマー工法などで水質、水量などを確認しながら掘削することが多いです。

さく井工事は、地下深層水まで穴を掘って、集水管を設置します。
そこから水をくみ上げ、止水処理を行って使用します。
止水処理は浄水部で不純な水の混入を防止します。

 

さく井工事を行っているところでは、ボーリングマシンを活用し、掘削深度や地盤状況を確認しています。

掘削した穴にはスクリーン、ケーシングと呼ばれる太いパイプ管のようなものを使って穴に設置していきます。
耐久性に優れ、他の地層からの細菌などが混入しないような作りの素材になっています。

そして最後は制御盤を設置して、いつでも地下水のくみ上げや止水を調整できるようにしています。

井戸を掘る作業というと、あまり需要がない印象ですが、さく井工事は今でも多くの需要がある業務です。