私たちの暮らしに欠かせない電気。
その電気を安全かつ効率よく使うためには、建物内部の配線工事が重要な役割を果たしています。
屋内配線工事には、用途や設置場所によってさまざまな種類があり、それぞれに特徴や施工方法があります。
◇屋内配線工事とは?
屋内配線工事は、建物内部の電気設備を安全かつ効率的に使うために必要な工事です。
新築住宅では壁や天井の内部に配管(CD管やPF管)屋外施工し、断熱材や石膏ボードの施工前に行います。
また、オフィスや店舗、工場などでは床下や特殊設備を使った配線工事が必要で、用途に応じた設計が求められます。
屋内配線工事は電気工事士の資格が必須で、安全で正しい施工が生活の快適さと安全を支えています。
◇屋内配線工事の種類
・コンセント配線工事
分電盤からVVFケーブルを壁や天井裏に通し、コンセントを設置する工事。
古い住宅ではコンセントの増設も行われ、使用機器の消費電力に応じて配線方法が変わります。
・スイッチ配線工事
照明や換気扇のスイッチに電線をつなぐ工事で、分電盤から照明器具を経由しスイッチへ配線します。
・照明器具用配線工事
天井の引っ掛け掛けシーリングに電線を配線し、照明器具を支えるための工事です。
照明の位置の変更には配線の延長が必要です。