ベタ基礎と布基礎はどんな違いがあるのか紹介

 

家の土台を支える方法にベタ基礎と布基礎があります。

ベタ基礎は建物を支える下の部分と、土台となる鉄筋コンクリートが一体化していて、家の重みを全体で受け止めるイメージです。

それに対し、布基礎は土台となる鉄筋コンクリートがいくつか柱となって支えているのみです。

つまり、ベタ基礎は面で支えるイメージ、布基礎は点で支えるイメージです。

 

ベタ基礎の方がそれだけ重さが分散されますから、耐震性に強く、安定感があります。

また、土台部分を広くコンクリートで覆うため、土から湿気を吸い上げにくいです。
そのためシロアリの心配もなく、木材が腐食することもありません。
劣化しにくい土台といえるでしょう。

 

それに対し、布基礎は土台の柱と柱の間に隙間がありますのでそこからシロアリなどが発生してしまうケースもあります。
湿気もたまりやすいので、環境面を考えると、ベタ基礎に比べてデメリットが目立ちます。

ただ、布基礎の方はそれだけ土台に使用される鉄筋コンクリートが少ないですから、コスト面を抑えられるメリットがあります。

 

コスト面重視なら布基礎、耐震性など頑丈性を重視するならベタ基礎がお勧めです。
近年の住宅ではベタ基礎が増えている傾向にあります。