左官工事と外装工事、それぞれの特徴と違いを解説!

建物の外観や耐久性に大きく関わる「左官工事」と「外装工事」。どちらも仕上げに関わる工事ですが、その内容や目的にははっきりとした違いがあります。

 

◇左官工事の特徴

左官工事は、土や漆喰などの自然素材をコテで塗り重ねて仕上げる、日本の伝統的な工法です。

吸放湿性や消臭、断熱、耐火など多くの効果が期待でき、健康にも優しいのが特徴です。

コテの使い方で自由な模様をデザインできる点と、高い防火性です。和風だけでなく、フラット仕上げや南欧風など多様なスタイルにも対応し、外壁に立体感や陰影も演出できます。

ただし、職人の技術力が仕上がりを大きく左右するため、信頼できる熟練職人に依頼することが大切です。

 

◇外装塗装の特徴

外装塗装工事は液体塗料を使って屋根や外壁を仕上げる工事で、下地処理・下塗り・上塗りの工程で行います。

断熱や光触媒など高機能塗料も多く、ローラーやスプレーで施工され、左官工事より短期間で完了するのが特徴で、紫外線や雨風から壁を守り、劣化防止の効果もあります。

施工がしやすく、塗料を調色することで好みの色を自由に選べるのも魅力です。

 

建物に個性や表情を持たせたい場合は、デザインの自由度が高い左官工事がおすすめです。

漆喰や珪藻土を使った塗り壁は、仕上がりが一つひとつ異なり、唯一無二の風合いを楽しむことができます。