PTCフィルムヒーターとは?どんなところに使うもの?

 

PTCフィルムヒーターとは、(Positive Temperature Coefficient=正温度係数)のことです。

日本語になっても、ちょっとイマイチ意味がよくわかりませんね。

簡単に言うと、自動で温度を調整してくれるフィルムヒーターのことです。

 

例えば温度を高く設定していて、その場所にずっといると自分の体も温かくなり、そこまで熱くする必要がないなと思うときがありますよね。

PTCフィルムフィルターは発熱量を感知し、省エネ運転で熱量を調節できるものです。

つまり、暑くなれば温度を一定に保ち、温度が下がれば、再び温度を上昇させるというものです。

これにより、快適な空間を維持することができ、さらに省エネ効果もあります。

 

このPTCフィルムフィルターがよく使われているのが床暖房です。
温度が上がると電気抵抗値が増大し、電気が流れにくくなります。
逆に温度が下がると電気抵抗値が減少し、電気が流れやすくなります。

ちょっと専門的な話になりますが、温度が低いときは伝導性粒子が連なっていて電気が流れやすい仕組みになっていますが、温度が上昇するとこの半導体粒子が膨張して電気が流れにくい仕組みになっています。

 

PTCフィルムフィルター自身が温度をコントロールできていますので、自分で温度を上げ下げする必要がありません。

省エネ住宅をお望みの方はこういったものが導入されているか確認してみましょう。