杭打ち工事とは?安定性をもたすのに欠かせない作業

 

杭打ち工事は一般の戸建て住宅やマンション、アパート、商業施設などあらゆる建物で土台を安定させるのに必要な工事です。

家などの建物は土地の上に大きな箱が乗っているわけではありません。
杭と建物をつないで崩れないように設置されています。

 

なお建物を設置する際、どのような地盤になっているか事前に確認します。
地盤は軟弱地盤、良好地盤、強固地盤に分けられ、もし軟弱地盤に該当する場合は杭を長くして良好地盤の域に達するまで杭を地中に埋めていきます。

ただし、軟弱地盤が続くようであれば地盤自体を改良しないと、建物が建てられない法律になっています。

 

特に河川下流の土は水分量が多いので、軟弱地盤と判定されることも多いです。

地盤の検査が終わったら、安定するところで杭を固定し、建物を建てていきます。
これにより、例えば地震が起こっても杭が固定されていますので大きな揺れ、倒壊などを防ぐことができます。

 

杭を埋め込む際はスクリューフィンを導入し、回転させて挿入していきます。

戸建て住宅であればそれほど大きな重機を導入せず、杭打ち工事が行えますが、例えば橋やダムなど大きな建物を必要とする場合は、杭打ち機を導入して挿入していきます。