ニッカポッカとはどんな作業服のこと?

 

ニッカポッカは建設現場のとび職人などが着用する作業着のことです。
太ももから膝、そしてふくらはぎ部分にかけて非常にゆったりとしたダボダボのシルエットが特徴です。

なぜこのような作業服を着用するのか。
色々な由来が伝えられていますが、一番は機敏性をもたらし、動きやすいということが定着した要因のようです。

 

とび職人はしゃがんだり、立ったりすることも多いので膝周りを中心にゆったりとしていたほうが動きに対応できる点も考えられます。

ニッカポッカは膝の部分だけまで履いて、膝下からは足袋を履くスタイルもあります。
ただ、最近では足首部分まで伸びているロングタイプのニッカポッカが主流です。

 

なんとなく野球選手のユニホームの着こなしの流れと似ている部分がありますね。
野球選手も昔はアンダーソックスを見せるスタイルが主流でしたが、最近はダボっとした着こなしが流行っています。

ニッカポッカは各企業ごとに統一のものが用意されているケースもありますし、各自好きな物を着用するケースなど様々です。

 

ただし、最近ニッカポッカは禁止している建設会社もあります。
ダボっとした裾を踏んでしまったり、障害物などに引っかかるリスクも考えられるため、今はさらっとした作業服を推奨しているケースもあります。