寒冷地で多く見られる消融雪設備。
雪国では雪が積もって生活や仕事への支障をきたすケースがよくあります。
そういった状況を回避するため、消融雪工事が定期的に行われています。
消融雪設備は企業や店舗のエントランス、駐車場、通路など、さまざまな箇所に設営されています。
そういった、雪が積もっては困る部分に放熱管を埋め込み、熱の力、無散水による水の力で雪を溶かしていきます。
特に配管からの散水は、多くの企業や工場などで設営されています。
融雪設備には散水ノズル管方式、散水管方式、融雪プロテクター方式などさまざまなものがあります。
新規で設置する場合はさく井が必要になります。
融雪設備を埋め込む場所を掘削し、ケーシング、砂利などの材料も用意しておきます。
そこに散水管や送水管、ポンプ、散水ノズルの設置、メンテナンス、制御盤や検知器の設定などを行います。
さく井にはモーター駆動式タイプのパーカッション式さく井機や掘削用ビット、発動発電機、サンドポンプ、ベントナイトミキサーなどが必要になります。
なかなか一般の方には使い慣れない機器や工具ですが、こういったものを使って作業員が融雪設備を設置して人々の生活を維持しています。