水溜りが起きにくいドライテックとは?

町中のいたるところにドライテックを活用した舗装が行われています。
ドライテックは雨水が表面に浮きにくい性質の土間コンクリートのことです。

コンクリートに微細な隙間があるので水が下へ下へと流れていく形状になっています。
それでいて、耐摩耗性や耐久性に優れているので、歩道や公園、店舗の駐車場、カーポートなどに活用されています。

ドライテックは土間コンクリートで、下地はまた別に処理が必要です。
一般的には磁石やRCなどのクラッシャーランを敷き詰めてからドライテック施工を行います。

ドライテックの下がすぐ土だと、大雨などで泥水がドライテックの表面に浮き出てしまう可能性があります。
そのためクラッシャーランを少なくとも10cm以上は敷き詰めてからドライテック施工するのが望ましいです。

ドライテックならコンクリートで敷き詰めた表面よりも隙間がありますので、水溜りが出にくく、水はけが良くなります。

尚、ドライテック施工する時は下地との接着力を高めるための専用バインダー材が必要です。
バインダー材がないと、歪みや凹凸などが出来てしまう可能性があるので注意が必要です。

また、重量のある車両の出入りが激しい場合は、下地部分やドライテックの厚みを持たせることがお勧めです。
3tクラスのダンプなどが通る場合は、15cmほどの厚みを持たせると良いでしょう。