コンクリートというと、地面の舗装が最初に思い浮かぶかもしれません。
しかし中には特殊な性質をもつコンクリートとして道路だけでなく、補強材や床材として使用される固形のものも存在します。
こういった固形のコンクリートは圧縮され、強度を保っています。
過酷な環境下でも耐えうる性能を誇り、鉄骨などを一切使用しなくてもひび割れなどを起こさない頑丈性を兼ね備えています。
そして、こういった固形のコンクリートの中には自然環境型のコンクリートもあります。
セメントの中に石炭灰などを含ませて炭酸化養生を行います。
それによりコンクリートの中に大量のCO2が含まれます。
コンクリートのpH値が中性に近くなり、植物や生物に対して優しい素材のコンクリートが誕生しました。道路などに使用することで自然に調和し、今では多くの場所で使用されています。
そしてこの環境配慮型のコンクリートは製作時にも、CO2の排出がなくなるメリットがあります。
例えば、火力発電所の排気ガスに含まれるCO2を削減することにも成功しています。
作製時、使用時、どういった場面でも環境に配慮されたコンクリートと言えます。
今後もこういった環境を意識したコンクリートが主流になっていくと予想されます。