シーリング工事で知っておきたい!耐久性とメンテナンスのポイント

建物の外壁や窓まわりの隙間を埋めるシーリングは、雨水や風の侵入を防ぎ、建物の劣化を防ぐ重要な役割を担っています。

しかし、時間の経過とともに劣化しやすく、放置すると雨漏りや外壁の損傷につながることもあります。

 

◇シーリングの耐久性

シーリング材は主にゴム状の素材でできており、紫外線や雨風、気温変化にさらされることで徐々に劣化します。一般的な寿命は以下の通りです。

  • 一般的なシーリング材:5〜10年程度

  • 高耐久型シーリング材:10〜15年程度

※耐久年数は使用環境や施工方法によって前後します。適切な素材選びと施工が、長持ちさせるためのポイントです。

 

◇メンテナンスのポイント

シーリングを長持ちさせるためには、定期的な点検と早めの補修が欠かせません。

年に1回ほど、ひび割れや剥がれ、硬化や縮みがないかをチェックし、小さな劣化も見つけ次第すぐに補修することで、雨漏りや外壁の損傷を防ぐことができます。

また、設置環境に合ったシーリング材を選ぶことも重要で、特に日当たりや風当たりの強い場所では、耐候性の高い材料を使用することで耐久性が大きく向上します。

 

シーリングは建物を守る重要な役割を果たしますが、時間の経過とともに劣化するため、適切な施工と定期的なメンテナンスが欠かせません。

施工時には下地処理や厚み・幅の確保に注意し、定期点検と早めの補修で耐久性を維持することが、安全で長持ちする建物づくりにつながります。