家を建てるときに意識したい耐熱性とは

耐熱性とは、一言で言えば熱に対して影響を受けにくい性質のことです。

例えば、壁や窓ガラスなどに耐熱性を兼ね備えていれば、家の中で火災が発生しても火が外部まで広がらないような作用を発揮してくれます。

自分の家だけでなく、隣接する建物まで影響があると大変ですから、そういった被害を最小限にとどめるのに欠かせない性質です。

例えば、窓ガラスや壁紙に耐熱性素材が含まれていると200℃以上になっても変形や変色が見られません。
熱でも劣化しませんので、形態が変わることはありません。

一方、似たような言葉で断熱性や遮熱性があります。
断熱性は熱を通さない作用、遮熱性は熱や光を反射させる作用という意味です。

家の素材で考えると、どちらかというと屋根や外壁、戸など外側に使用するもので断熱材や遮熱材を使用するケースが多いです。
耐熱材は家の内装部分での使用が多くなっています。

この耐熱性素材や断熱性素材をうまく活用することで火災を防止したり、あるいは室内の温度を保つことができます。

エアコンの暖かい空気を外に漏らしたくない場合は断熱材が有効です。
キッチン周りの窓や内装は耐熱作用があったほうが火の影響を受けにくく、経年劣化も少ないです。